こんにちは、サラリーマントレーダー・しゅんすけです。
この記事を読んでくれた方、ありがとうございます!
「勝てる手法」、なんてすばらしい響きでしょうかw
でも、そんな甘い言葉なんて早々にあるはずもありません(私も知りたい)。
10年FXを経験してきたからこそ言えるのは、「勝てる手法は自分の中に存在する」ということです。
FXを始めてばかりの方からすると、「始めたばかりの初心者がいきなり手法なんて作り出せるはずないだろ!!」って怒られちゃいそうですが…でも、これから説明することを実践してくれれば、少なくとも何年も遠回りすることは無くなると思います!
目次
勝ってる人のトレードを真似することはダメなのか?

「勝てる手法は自分の中に存在する」
じゃあ、勝ってる人(他人)の手法を真似することはダメってこと??
そんな疑問が湧いてきますよね。
答えは、ダメです!!
正確にいうと、真似して勝てる確率は非常に低いのでやめた方が良いです。
なぜ、他人の手法を真似してはダメなのか、順を追って説明したいと思います。
そもそも勝っている人の手法を知ることができない
そもそも勝っている人の手法って、ネットで検索して見つけられますか?
仮に「俺が実践している勝てる手法教えるぜ!でも、有料だぜ!!」というような、情報商材を見つけたら、信じられますか?
私は信じられません…なぜなら、その勝てる手法を使ってとっくに億万長者になって遊んで暮らしているだろうから。
情報商材まで作って売る必要なんてないですから。
あと、無料でブログで手法を公開している方も多くいます。
でも、ほとんどの方が記述があいまいで、ブログの情報だけではどのポイントでエントリーしてどのポイントで決済するか正確に把握することは難しいと思います。
それに、もし自分が勝てる手法を知っているなら、簡単に人に教えようとは思わないでしょうし…
したがって、勝っている人の手法を知るということはほぼ不可能でしょう。
万が一、自分の仲の良い知り合いがFXをやっていて、それで稼いでいるのならその人に手取り足取り教えてもらいましょうw
他人の手法を自分のものとして使えるようになるのは難しい
誰がやっても同じように勝てる手法というものがあるとすれば、それはエントリーポイントや決済ポイントが誰でも簡単に同じように判断できる手法である必要があります。
もし、そんなものがあるとすれば、その手法をそのまま自動売買のプログラムで作ってしまえばよいので、とっくに世の中に出回ているはずです。
でも、そんな夢のような自動売買プログラムは聞いたことないですよね…
FXで年間100万円以上の利益を出している人は、1割未満らしいですし…、現実は甘くないということは容易に想像できると思います。
つまり、勝っている人は、何らかの「自分だけの型」みたいなものを持っている人だと言えるでしょう。
モノづくりの世界でも同じことが言えます。
有名な陶芸家が陶器を作っているところを実際に見せてもらったり、その人から作り方を教えてもらったら、すぐにその人と同じようなクオリティで陶器が作れるでしょうか?
答えは、できないですよね?
なぜなら、そこには長年の経験からくる技があるから…それは一朝一夕で他人が会得できるものではないです。
FXでも、同じことが言えるでしょう。
いくら、エントリーや決済のルールを教えてもらってやってみても、「このような微妙な場合はエントリーするの?見送るの?」みたいな場面では、やはり経験からくる判断力が必要となってくるので、一朝一夕でその人の手法を使いこなすのは不可能でしょう。
他人の手法を参考にするのはOK
今まで、散々他人の手法を真似することを否定してきましたが、他人の手法を参考にすることはアリだと思います。
特に初心者の内は、どのようにトレードを組み立てればよいか分からないので、なんでもいいから人の真似をしてまずやってみるという経験は非常に良いと思います。
行動しなければ、得られるものは皆無ですからね。
ただし、あくまでも参考にする程度で、その人の手法を真似して稼げないからと言って、人のせいにしてはいけません。
その人の手法を真似するという判断自体は紛れもなく自分で決断したものなので、そこには責任を持つべきです。
それに、やってみて違うなと思ったんだったら、そこから良いところと悪いところを分析して改善していけば、それはれっきとした「自分の型」が出来上がりますので。
ちなみに私の好きな「鬼滅の刃」では、甘露寺蜜璃が煉獄杏寿郎から炎の呼吸を習っていましたが、より自分の適性を見極め、炎の呼吸をベースに恋の呼吸を編み出しました。
それと一緒です(テキトー)w
自分の手法を確立するためにやるべきこと

これから初めてFXをやるというような初心者の方からすれば、「自分の手法を確立せよ!」と言われても「んなこと言われても、何から始めればよいか分からん!」ってなりますよね…
これから絵画を始めようとする人に、「水彩画、水墨画、色鉛筆画、油絵どれが一番自分に合っているか決めましょう!」って言われるのと同じです。
そう、「そんなのやってみないと分からない」ってなります。
なので、まずはトレードスタイルや基本戦略をいろいろ試して自分に合うものを決めていきましょう。
トレードスタイルを決める
トレードスタイルは大別すると4つに分けられます。
種類 | どんなスタイル? |
長期トレード | 年単位でポジションをキープし、売買のポイントを探っていく。スワップポイントとの相性がよいスタイル。1日中チャートをチェックする必要がないので、お仕事と兼業でトレードする方でも実践できる。 |
スイングトレード | 数日〜数週間程度、比較的長い期間ポジションをキープしていくスタイル 。こちらも1日中チャートをチェックする必要がないので、お仕事と兼業でトレードする方でも実践できる。 |
デイトレード | 1回のトレードを1時間〜十数時間くらいで完結させるスタイル。 1日の内長時間チャートをチェックするスタイルなので、専業でトレードする方じゃないと実線は難しい。 |
スキャルピング | ごく短時間(数秒〜1時間くらい)に取引を完結させ薄い利益を積み上げていくスタイル。 短時間でトレードを完結できるため、お仕事と兼業でトレードする方でも実践できる。 |
長期トレードは、トレード回数も少なく検証に時間がかかるため、難易度は非常に高いです。そのため、初心者にはあまりおすすめできません。
また、デイトレードもお仕事と兼業で実施することが難しいため、おすすめできません。
そのため、まずはスイングトレードまたはスキャルピングからチャレンジすることがおすすめです。

自分がどのスタイルが合っているかは、やってみないと分からないので、まずは一度やってみるのが良いと思います!
トレードする時間帯を決める
FXの相場は時間帯によって動き方が変わります。
正確には、その時間帯に開場している市場の特徴がでます。
市場 | 時間帯 | 特徴 |
東京市場 | 8:00-16:00 | 一般的にレンジ相場を作りやすい、つまり値動きが限定的な時間帯と言われています。 |
ロンドン市場 | 16:00-2:00 (冬時間17:00-3:00) | 開場と共に大きく値が動くことも多く、トレンドを生み出しやすい時間帯と言われています。 |
ニューヨーク市場 | 21:00-6:00 (冬時間22:00-7:00) | 重要な経済指標発表が多く、前半はロンドン市場とも時間が重なるため最も市場が活発になる時間帯と言われています。 |
一番活発な時間帯は、ロンドン・ニューヨーク市場が重なっている21:00~3:00になります。
と、ここまでが時間帯別の相場の特徴です。
ではどうやってトレード時間を選ぶべきかですが、これは正直言ってライフスタイルを振り返って安定的に時間が作れる時間帯を選ぶべきです。
トレードのために生活スタイルを変えることは本末転倒なので…
もし、複数の時間帯から選ぶことができるなら、特徴を参考に自分の性格に合う時間帯を選んでもよいかもしれません。
とはいえ、最初は相性を測るためにいろんな時間帯でトレードしてみるのが良いです!

なお、時間帯を絞らずランダムにトレードするのは特徴がバラバラなので特に初心者のうちはおすすめできません!
エントリーと決済のルールを確立する
FXの手法は基本的には「エントリーパターン」と「決済パターン」を決めることができればほぼ完成です。
FXにおける勝率は「こうなったら上がる(または下がる)」という再現性の高いエントリーパターンを見つけることができるかどうかで決まります。
そして、効率的に利益を上げるためには「ここまで上がったら(下がったら)決済しよう」という無駄のない決済パターンも併せて必要になります。
では、エントリーパターンと決済パターンはどのように確立していけばいいのでしょうか。
正直に言うとこればかりは、自分で確立していくしかありません。
芸術の世界なんかと同じです。
「絵画はこうやって描いたら絶対売れます!!」なんて方法は無いですよね?
画家の皆さんは、日夜自分の感性を研ぎ澄ませて最高の作品を作るべく何百・何千と絵画を描いて経験を積み自分の絵のスタイルを確立していくと思います。
なので、FXも試行錯誤していろんな取引をやってみて経験を積んで、徐々に自分の型ができてきます。
でも、有名な画家も何も参考にしなかったわけではないと思います。
きっと、絵画の基本テクニックを学んだり、モネやゴッホ、フェルメールなど好きな歴代の画家を真似したりすることもあると思います。
というわけで、FXでも参考にするべきヒントが沢山あります。
- ヘッド・アンド・ショルダー(三尊・逆三尊)
- ダブルトップまたはボトム
- トリプルトップまたはボトム
- 三角保ち合い
- ボックス型
- ペナント型
- フラッグ型
- ウェッジ型
- チャネルライン
- 高値・安値
これらの基本パターンを勉強して、これを元にトレードを実践してみて、データを取って、改良する、これを繰り返すことで自分の型を確立していきましょう。
取引数量のルールを決める
トレードする時間帯、スタイル、手法が定まったら、最後は取引数量です。
つまり、どれくらいのレバレッジをかけて取引するかというルールです。

レバレッジとは、担保となる証拠金の何倍の金額で取引するかというのことです。日本国内のFX口座では、最大25倍のレバレッジとなっています。XMなどの海外口座では400倍~1000倍で取引できます。
一般的に2%ルールで取引をするのが健全と言われています。
ただし、例えば1万円を元手に高レバレッジでどんどん増やしていきたいということであれば、それでもいいと思います。
1万円ならば全財産ってこともないでしょうし、仮に失ってしまってもお仕事なり、バイトなりで稼ぐことができますので。
重要なのは、例えば「全財産を投入してレバレッジ100倍で一発勝負!!」のようにギャンブルトレードで自分の大切なお金をドブに捨てないようにすることです。
あとは、自分の手法の勝率がある程度データで分かっているのなら、それを基に最適なレバレッジを算出するのが一番ベストです。
なお、2%ルールの説明はこちらで記事にしております。
あとは実践あるのみ!!

自分の手法やルールが確立したら、あとは実践あるのみです。
最初から実際のお金を投入せず、デモトレードで試してみるのもいいでしょう。
個人的にはデモトレードより少額で実践トレードをする方が良いと思っています。
そして、きちんと自身のトレードを振り返ってデータを集積しましょう。
例え最初は勝てなくても、ここまでめんどくさがらずに実践することができたなら、FXで勝ち組になるのはあと少しと言ってもいいでしょう。
おすすめのFX口座

自分のスタイルや手法にあったFX口座を使うことが一番ベストになります。
例えば、スキャルピングが自分のスタイルならスプレッドが小さい口座が良いでしょうし、少額で高レバレッジでリスクを取ってスタートダッシュをかけたい場合は、海外口座の方が良いでしょう。
とはいえ、まずは口座を開設してやってみるというのも大切なので、私のおすすめの口座をご紹介しておきます。
LION FX
国内FX口座ならば、まずはLION FXがいいと思ってます。
理由は、1000通貨単位の少額トレードが可能なのと、スプレッド、スワップ、操作性とどれもバランスがよい口座だと言えるからです。
そして、チャート機能も非常に使いやすいです。

XM Trading
少額を元手に一気に増やしてい場合は、高レバレッジ取引が可能な海外口座がおすすめです。
中でも、XM Tradingがいいと思います。
理由は、日本における実績が長く信頼が持てますし、日本語サポートも充実しているので初心者でも安心して口座を開設することができます。
気長に待てる方はスイング、せっかちな方にはスキャルピングが良いかも!?