こんにちは、サラリーマントレーダー・しゅんすけです。
今回は、「FXでどうしても勝てないけど、あきらめずにまだまだ頑張ってみたい」という方向けに、どのように自身のトレードを見直していけばよいかについて書いてみようと思います。
FXは一生懸命いろいろ試してみればみるほどうまくいかなかったりします(困ったことに…)。
案外勝つために必要なことは、当たり前でシンプルなことをきっちり継続できるか、ってところだと思います。
目次
トレードルールは明確か確認しよう

なぜ勝てないのか、なぜ負けているのかを考える前に、自分のトレードルールが明確なものであるか確認しましょう。

FXトレードで大切なことは、「自分のルールに従って正しくトレードができているか」です。
為替相場に対して、自分の手法がどのような確率で利益(または損失)をもたらすのか、それを正確に把握してこそ次のステップが始められます。
そのためには、まずそもそも自分のトレードルールを明確に立てておく必要があります。
つまり、トレードに関してあいまいな点がないという状態にしておきましょう。
少なくとも下記の質問に対して「Yes」で答えられるようにしておくとよいでしょう。
- トレードする時間帯(東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間)が決まっている
- トレードスタイル(長期、スイング、デイ、スキャルピング)が決まっている
- エントリー条件(チャートがどうなったらエントリーする)が決まっている
- 決済条件(チャートがどうなったら決済する)が決まっている
- 損切り条件(チャートがどうなったら決済して逃げる)が決まっている
- トレード数量が決まっている
- 経済指標に対する立ち振る舞い(直前に決済する/考慮しない)が決まっている
- 市場が休みの場合にトレードを休むかどうか決めている
トレード結果を検証しよう

自分のトレードルールが明確であることが確認できたら、次は自分のトレード結果を検証しましょう。

同じく「そんなのやってるわ!」って方は読み飛ばしてください💦
なぜ検証が必要なのか?ということは、わざわざ説明する必要もないかと思います。
自分のトレードがどれくらいの勝率でリスクリワード比がどの程度なのかを把握することは、自分のトレードを客観的にとらえるうえで非常に重要です。
今の状況がたまたまいつもより勝っているいるのか、負けているのを理解することは、冷静なトレードにつながります。
感情に左右されるトレードは、大抵の場合は負けてしまいますので…。
トレードの検証の仕方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。
もしトレードを検証した結果、勝率が5割以上で、リスクリワード比も1を超える場合は、それを継続すればOKということになりますので、この記事を読む必要はないと思います。
トレード手法を改善しよう

自分はルール通りにトレードできている、でもトータルは負けている…そんな方は、勝てるようになるまであと一歩です。
なぜなら、「自分で決めたルール通りにトレードができない」って人が結構多いからです。
人間負けが続くと損切りラインを先延ばしにしてしまうものです。
逆に勝ちが続くと自分のパターンじゃなくてもエントリーしてしまいがちです。
(そんな状況で勝ってしまうと「俺は天才!」って勘違いもしちゃうものです)
なので、ルール通りにトレードできる強靭な精神を持っているだけですごいことなのです。
そして、よっぽど勝ちにくい極端なトレードルール・手法じゃない限り、ルール通りにしていて負けているということはかなり緩やかに負けているのではないかと思います。
こういった場合、改善すべきは「エントリー手法」または「決済のルール」になります。

もし、圧倒的に負ける手法を発見した場合は、逆にラッキーです。その逆をすれば圧倒的に勝てるはずなので
自分の想定通りに動かない、そんな場合はエントリー手法を改めよう
エントリーに課題がある場合は、「エントリーしても結構な頻度でダマしに会ってしまう」ってことが多いと思います。
その場合に考えることは3つです。
- 売り買いを逆にしたら勝てそうか?
- ダマしに会うケースに共通点はあるか?
- 潔く別のエントリー手法を考える
大抵の場合は②もしくは③を選択することになると思います。
②を発見することができれば、後は簡単、ダマしに会うパターンを排除すればおのずと勝率は上がっていくでしょう。
③を選択する場合は、他に自分のアイデアがあれば新たにそれを検証してみるのがいいでしょう。
もし、ノーアイデアであれば、私のおすすめを次でご紹介します。
おすすめはブレイクアウトを狙うこと
私のエントリーのおすすめは、定番の手法ですが「トレンドラインのブレイクアウト」を狙うことです。
当たり前すぎて勝てないんじゃないかと思われることでしょう。
ただ、やみくもにブレイクを狙っていっても勝てないでしょう。
なので、ここでポイントなのがあくまでも上位足で作られるトレンドラインのみを狙っていくということです。
ここで言う上位足とは、4時間足以上のチャートで形成されるトレンドラインです。
なぜ上位足なのか?答えは、上位足であるほど長い時間破られなかったラインと言えますので、ブレイクしたの時のパワーは大きいからです。
ツイッターとか見てると5分足だったり、1時間足だったり、比較的下位足でトレードしている方も多い印象です。そして、1日に何回もトレードしています。
このようなトレードスタイルがダメというわけではないですが、難易度は非常に高いと私は思っています。
そもそもFXは負ける人が多い世界なので、頻繁にトレードしても勝ちにくいのはなんとなく想像できると思います。
「FXは待つのが仕事」なんて言われ方もしますし。
トレードは、「狩り」と似ていると思います。
獲物を確実に仕留められるタイミングまでひたすらじっと待つのが大事だと思います。
という訳なので、逆に考えるとトレード頻度が少なくなるように工夫すれば必然的に勝ちやすくなるはずということです。
「そんなの当たり前だろ!」って怒られそうですが、それができないからFXは勝つのが難しいと思っています。
だって、みんな手っ取り早くお金稼ぎたいですよね?だから、下位足でいろいろ手を出してしまうわけです。
ただ何もせずチャートを見つづけるのは結構しんどいですからね。
しんどいことに耐えているからこそそこに価値があると思います。
みんながやらないことをやるようにしましょう!
損切り・利確はとにかく探求しよう

ここまで「ルールを明確にする」→「結果を検証する」→「手法を改善する」とプロセスを紹介してきました。
正直ここまでしっかりと実施できれば、ほぼ負けにくくなっていると思います。
「手法を改善する」の中に含んでもいいと思いますが、本当に難しいのは損切りと利確だと私は思っています。
細かく言うなら、損切りはそんなに難しくないですが、「損切り幅に対してどれだけ利幅を持たせるか」これが本当に難しいです。
相場の未来は予測できませんので、利確を無駄なく正確に行うことは不可能です。
なので、利確は割り切って自分のルールに従って淡々とやっていくしかありません。
そのうえで、データを収集して利確の精度を上げていきましょう。
あとは、機械的に利確幅を決めてしまうのもアリです。
損切り幅に対して1:1にするとか2倍にするとかです。
なるべく損小利大の割合で考えるのが良いです。
以上、勝つために試してもらいたいあるいは考えてもらいたいことでした。
当たり前のことを当たり前にこなすことって意外と難しいことです。
そんなの当たり前だろ!って方は読み飛ばしてください💦