こんにちは、サラリーマンFXトレーダー・しゅんすけです。
FXに限りませんが、投資メインで生計を立てる人を専業トレーダーと呼びます。
一方、サラリーマンなど本業のかたわら投資もやっている人を兼業トレーダーと呼びます。
「専業」か「兼業」か、どっちがいいのか?みたいな話はよく出てきますが、正直ナンセンスな議論です。
大事なことは「専業」か「兼業」か、ではなく、どっちでもいいから結果(利益)が出せているかがすべてです。
でも、トップクラスの「専業」の方がとんでもない額を稼いでいるのは事実なので、つい「専業」にあこがれるのも分かります。
そこで、今回は、「専業」「兼業」について、考えてみました。

目次
専業のメリット・デメリット
専業トレーダーのメリット
仕事内容は自分で決められる
当たり前ですが、上司も社長もいませんので、トレードに関するすべては自分で決められます。
逆を言えば、すべてが自己責任ですが。
会社員は、「自分はこうしたほうが良いと思うのに・・・」と思っていても、上司の命令で仕方なく意図しない仕事をする場合もあると思います。
専業トレーダーは、自分で戦略を立てて、自由にトレードすることができます。
実力主義
これは、ある意味デメリットともいえるかもしれないですが・・・。
会社員だと、「上司に好かれている」「英語ができる」「要領がよい」など真の実力以外の要因によって給料が左右されてしまうことも事実です。
その点、専業トレーダーは結果(利益)がすべてですので、人間関係など気にしなくてよいという立場にあります。
また、会社員の給料と違って、実力さえあれば、億を稼ぐことも可能であることが一番の魅力と言っていいでしょう。
自由に時間が使える
会社員のように、9:00-18:00勤務など拘束されることがありません。
ただし、自身のトレードがデイトレードで「アメリカ時間はチャートに張り付く」のであれば、あるいみ拘束されます。
でも、手法やルールも自分で決めれるので、会社員に比べたら融通が利くのは、間違いありません。
専業トレーダーのデメリット
収入が保証されない
当たり前ですが、収入は自分で稼がないといけませんし、失敗すればマイナスの月もあります。
この点が、最大のデメリットでしょう。
孤独である
トレードは一人でやるものですので、基本的に孤独です。
他の専業トレーダーとの交流もあるかもしれませんが、利害を共有する仲間ではありません。
そもそも人間嫌いの人にとっては、この点はメリットかもしれませんね(笑)
資金がなくなれば、ただの無職
専業トレーダーは、実力主義です。
なので、過去にどれだけ大金を稼いでいたとしても、資金がなくなってしまえば、ただの無職になります。
そのため、精神的な負担も半端じゃないと思います。
「お金が無くなったら働けばいい」と思いますが、それが嫌で専業になった人が多いと思いますので、そう簡単にいかないと思います。
ましてや、元の職場に戻るなど不可能でしょう(よほど気に入られていたら別ですが)。
「失敗したらあとがない」という心理が常に隣り合わせで、それが破産した投資家の自殺に至る心理と言えるでしょう。
兼業のメリット・デメリット
兼業トレーダーのメリット
安定した収入がある
投資をする以前に、本業で生活できているので、最低限安定した暮らしは保障されていると言えます。
そのため、少額からコツコツ投資を始めるという戦略が可能になります。
投資に失敗しても本業がある
よほど借金などをしてない限り、投資に失敗しても本業を頑張れば生活に問題ありません。
また、余剰資金が貯まれば、何度でも投資にチャレンジすることもできます。
精神的安定
収入が保障されているというメリットから、精神的に安定していると言えます。
この点が、専業トレーダーに比べて一番恵まれているメリットと言えるでしょう。
兼業トレーダーのデメリット
本業の影響でトレード時間が削られるリスクがある
本業で残業続きになったり、忙しくなってしまうと、トレード時間が取れなくなってしまうリスクがあります。
そのため、トレードが中途半端になってしまう可能性があり、モチベーションの維持が難しいです。
社会のしがらみの中で生きる
本業がある以上、組織における人間関係から逃れることはできません。
集団行動が好きな方なら問題ないですが、苦手な方には一番苦痛なポイントかもしれません。
(かといって、勢いで専業になってはダメです)
毎日忙しい
本業+トレードということで、一日の拘束時間が多くなってしまいます。
あまり無理のあるトレードの続けてしまい、睡眠時間を削ってしまうと、体調を崩して本末転倒になることもあります。
恵まれた兼業の環境を簡単に捨ててはならない
「専業」「兼業」のメリット・デメリットが分かったところで、じゃあどっちがいいのか?
現在サラリーマンである、という前提条件で考えた場合、間違いなく兼業の方がよいと言えます。
どれだけ、自分のトレードに自信があっても、未来永劫勝てる保障はどこにもありません。
それに会社を辞めなくても、トレードはできます。
「今ある収入が、明日からもらえなくなる・・・」、専業に勢いでなってしまう前に、ぜひリアルに想像してほしいと思います。
ただし、逆に恵まれているがために、トレードが雑になることは本末転倒です(資金を減らすだけです)。
恵まれた環境の中で、明確な目標を持って、トレードを継続することが一番最強であると私は考えます。
どうしても「専業」になるのなら・・・
「どうしても専業になりたい!」と夢を描いている方もいるでしょう。
私も今すぐできるならそうしたいです・・・。
でも、あまりにもリスクが大きいのは事実です。
であれば答えは一つ、「生涯必要生活費を稼いでから仕事を辞めること」です。
専業トレーダーになるのは、それからでも遅くないです。
そのために、兼業トレーダーとしてコツコツ利益を増やして貯蓄していきましょう。
そうすれば、時間はかかりますが、安定と専業の両方を体現することができると思います。
まとめ
- 専業トレーダーは、ハイリスク・ハイリターンな立場である
- 兼業トレーダーは、時間の拘束が増えるが安定収入が最大のメリット
- 潤沢な資金を貯めてから、専業トレーダーになっても遅くはない
この記事では、
って内容について、書いてます。